2021年に買ったもの5選

1. PlayStation 5

まさか2021年になってもプレステ5の購入が困難だとは思わなかった。いろんなところの抽選に応募しては外れまくり、結局ヨドバシにてカードで購入するというもっとも無難な方法で入手することができた。
で、手に入れて箱から出した際の素直な感想としては、「とにかくデカい」。ゲーム機として許されるサイズを超えてしまっているように思う。
PS5は、柏餅っぽいカバーがついたデザインが特徴だが、ディスクドライブ部分のふくらみが左右対称を損なっていて、滅茶苦茶ダサい。全体として、デカくて妙に複雑な形状のくせにインテリアとしてもしょぼいという、デザイナの諦念がつまったフォルムになっている。結局、フォルムがXBox360に似るのが嫌だっただけじゃね、という気が。
そのほか、ホーム画面のUIが微妙とか、今になって決定とキャンセルボタンを逆にしたせいでPS4のソフトとボタン配置が逆になってしまい下位互換が損なわれているなど不満はたくさんある(特に後者はマジでなんとかしてほしい)。

とはいえ、4K対応は素晴らしい。ディスプレイいっぱいに広がる高精細なゲーム画面とか、UHDを再生した際の映像の美しさは得も言われぬものがある。だいぶ前に買ったシン・ゴジラのUHDも、今回ようやく観ることができたのだが、どうせ映像の内容的にあんまり変わらんだろとか思っていたら、ひと目で映像のクオリティが違うのがわかってびっくりした。
そもそも代々のPlayStationは、標準となるべき入出力機器・メディアを広める役割を担ってきたように思う。
PS1はCD-ROM、PS2はDVD、PS3はBDとFHDモニタ、PS4SNS共有とストリーミングといった具合。PlayStationを快適にプレイできる環境を揃えると、大体その時代にあった家電を揃えることができるようになっている。
そしてPS5は4KモニタとかUHDディスクとかがそれにあたるのであろう。

あと、ウリとなっている高速SSDは、まあ、ローディングはそこそこ速くはなったものの、今の所、そこまでの凄みは感じられないかなあ。

2. 「ガメラ 大怪獣空中決戦」4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray

今年は平成ガメラ三部作が4Kデジタル修復され、劇場でも公開されていた。さすがに外に出るのは躊躇してしまう時期だったので、自分は見に行くことはできなかった。ガメラ3くらいは行きたかったなあ。

UHDについては三作とも全部購入したのだが、一番のおすすめは第一作のこれ。今回は本編をレストアしただけではなくて、コメンタリーも新規に収録しているのだが、本作では大映側の関係者三人、土川勉(プロデューサー)×佐藤直樹(企画)×小林剛(宣伝)が喋り倒していてこれがとにかく面白い! これまでは監督や撮影スタッフによるトークは色々公開されていたが、制作サイドだと、視点が異なることもあり、聞いていて別の楽しさがある。

印象的だったのは、平成ガメラ三部作では、脚本に伊藤和典 を据えることで、これまでのガメラとは違う大人向けのストーリーとなった。しかし、それが故に第一作の製作中、大映の人間からはガメラへの愛が無いと散々責められたらしい。さらに怪獣映画としては十分な資金を大映は出せなくて、撮影スタッフからも不満が寄せられてしまい、身の置きどころがなかったとか。
そんなこんなで苦労したうえで完成した第一作だが、初号試写の評判がすこぶるよく、関係者が手のひらを返して絶賛したという。

さらに、三作通じて金が無かったようで、資金の調達に奔走するはめになるのだが、それぞれのエピソードが面白くて、聞いている分にはとてもとても面白い。

個人的には、「風の谷のナウシカ」とかに並ぶコメンタリーが楽しい一品になっていると思う。

3. LG モニター ディスプレイ 27UL650-W

PS5購入に合わせて、とりあえずPCモニタを新調して4Kにするべと購入。そこそこの値段で4K/HDR対応となっていて便利。

4. Google Pixel 6 Pro

store.google.com

Google Tensorに惹かれて発表とほぼ同時に購入! したのだが、いざ使ってみると、指紋認証が遅いうえに屋外だと認識がさらに悪くなったり、本体がやたらに重くて、しかも滑りやすかったり、イヤフォンジャックが無かったり、カメラの出っ張りがダサかったり、パフォーマンスの良さが全然感じられなかったりと、いいところが何一つなく、メインの携帯はPixel 4aに戻してしまった。

現時点では、自室のAndroid端末として利用している。せめて、システムアップデートで認証がまともに使えるようにならないと、メインで使うのは厳しいかなあ。

5. iPad mini 第6世代

www.apple.com

デザインが一新され、USB-C対応となったiPad mini。ただ、iPad Proと比べると、Face IDが使えないのが不便。イヤフォンジャックも使えなくなったのもなあ。
ただ、スペックが上がったため、ほぼほぼストレスを感じることなく操作できるのは便利。片手でブラジングするマシンとしてはよいのではないか。


ということで今年買ったブツのなかで印象にのこった5点を上げてみたが、全体的に4K環境になったのは大きかった。Full HDになった時点で、テレビはこれで終着点かなあと思っていたのだが、まだもうちょっと先があったのね、という感じがしている。
逆にモバイル関連は、個人的にはいまいちだった。2022年は、ワイヤレス充電可能はiPad Proが出るという噂があるので、そちらに期待。